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若手も上司もない。文句を言い合うなっちゅうの!

最新号の日経ビジネスで
「埋まらぬ若手と上司の溝」という特集をしていました。

我が社は大丈夫か?どれどれ?

以下は若手社員がモチベーションを下げる構造要因だそうです。

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「職場での孤独感」
「不十分な指導の不安」
「上司との信頼関係不在」
「キャリア形成の不安」
「処遇格差への不平等感」
「旧来の方法論に固執する上司への軽蔑」

「そして若手は社外のSNSで思いを吐露する」
「会社は苦し紛れに研修に走る」

おおお!なんとその通りなんでしょうか。
たしかにその手の悩みを抱えるクライアントが何件も思い浮かびます。

だけどちょっと待って。
これ、完璧にできている組織ってあるんでしょうか。
青い鳥を追いかける若手に迎合してはいけません。
この記事にあるような現状は、多かれ少なかれどこにでもあるんです。
「失われた十年のツケだ」…なんて、
もう何年も前からそういう状態になっているのです。

「いい会社はどこにある?…」
なんてタイトルにしたことを後悔しています。

何しろ私自身、
「あの会社は非の打ち所がない。満点。完璧!」
な会社名が思い浮かばないのです。

どんな時代でも、その時代の混沌状態をかいくぐって
前に突き出てくるヒトが夢をつかんでいくのです。

若手も上司も経営者も文句がある時というのは
努力が足りないときなんですよ。

自分のことも反省して努力します。

で、

最近、なんだか忙しさの質が変わってきたなあと実感しています。
これまでは「現場実務の増減」イコール「自分の忙しさ度合」。
ところが昨今は
さまざまな状況のチェックや将来判断のシゴトが増え、
自分自身が制作する依頼案件がないのに時間は埋まっていきます。

職人からマネジメントにシフトしてきたのです。

それが経営者の役割だろう…と言われれば、
おっしゃるとおりなのでしょう。

42歳にしてそれじゃあ遅すぎる…と揶揄されれば、
それも否定できません。

職人気質を捨ててしまったのか…と指摘を受ければ、
ちょっと悔しいような気がしないでもない。

この状態の私は、中途半端ですか。

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2007年2月18日 00:39に投稿されたエントリーのページです。

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