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悪い会社はどう育つ?

声高に自慢していた伝統のこだわり
そのものがウソだったとは‥‥。
赤福の経営者はいったいどんな気持ちだったのでしょうか。

これは私の考え方ですが、
過度な自己成長意欲が邪魔をしているような気もします。
自分たちの内に向いた目標達成の気持ちが強くなり過ぎてしまい、
肝心の顧客志向が消えてしまいます。
気づかないうちに、
お客様を騙し裏切り、迷惑をかけてしまうような商売が
社内ではまかり通ってしまう。


自分の欲が出すぎると、誰のために役立っているのか、なんて
カンタンに見えなくなってしまうのですね。


かつて、サラリーマン時代、
勤務していた会社の『売上達成のみを喜ぶ風土』が
どうしても馴染めませんでした。
数字感覚のない甘い考えだと反省すべき点もありますが、
今思えば「顧客への貢献・成果」が評価に反映されていない企業風土に
染まりきらずに良かったとさえ思います。


ではなぜ今の自分が形成されてきたかというと
ストイックな目標に鼓舞することよりも、
現場のシゴトの質を上げることに没頭し楽しんだからです。

たとえば、
同業の中には、お粗末なサービス内容であるにも関わらず
順調に儲かっている会社がいくつもあります。
そんな会社はホントに商売がうまい。目標達成意欲も高い。


そんなヤツらのやり方にはいつも負けてしまいます。
巧みに企業の関心を惹くセールスを育てているし、
その販促手段を駆使することにしっかり時間をかけています。
職人気質の私には馴染めない手法です。


カネ勘定がうまいヤツよりも
現場で楽しんでいるヒトが好きです。
株投資で大儲けを企んでいるヒトなんかよりも
モノを作り出すことにアタマを使っているヒトがいい。


まさに今、とある大手関連企業と新しい商品・サービスを
作り出せそうな気配を感じてワクワクしています。
小さなマーケットなんでしょうが、
商品に可能性が見えてくると、ホントに楽しい。

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2007年10月21日 02:09に投稿されたエントリーのページです。

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