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部活も仕事も経営も自分も、前へ。

「組織は、難しいです。
あまり深く考えないことも有効です」
…と、ワシの拙いメルマガの講釈に、デライトコンサルティングの
近藤社長から感想メールをいただきました。
コンサル業の人はややこしい理論派がマジョリティですが、
こういうアナログアプローチを
堂々と主張するのがとてもいいのです。漢!

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氏のメールの内容をワシなりに読み解くと、
「某大手は近年人材育成に手をかけすぎて逆におかしくなっている」
「“わからなかったら聞いてこい!”で十分」
「教わるのを待つ優等生より、自力で覚える野武士集団が強い」
「仕事は仕事に育てられる。要は自分で考える力を付ける」
「教えてくれないと不平不満を思ううちは甘い」
な〜るへそ。そりゃそうだ。


社会に出る前だって、
1年坊主は先輩達のイジメのような部活の筋トレに苦しんだ。
腕立て、ランニング、足上げ腹筋、空気椅子‥‥。
今思えば、空気椅子なんて意味あんの?
などと冷静に考えてしまうけれど、
当時は「チクショー!なんでこんなことやらされんだ?」って疑問も、
「この苦しみの先に達成感ある」なんて希望もない。
っていうか、必要なかった。ただ必死。
で、だんだん強くなる。


社会人になってもそうですね。
その気になったら、自分でチャンスを掴みにいきますからね。
20代のガツガツしてた頃のワシは、
腕利きの先輩からどうやってビッグプロジェクトを奪い取るか。
どうやっておもしろい企画モノの提案機会をつくるか。
そんなことばっかり企んでました。
自慢のタネを増やすためには、苦しむことが気持ちよかった。
ちょっとヤなヤツ…ですが、
もがき苦しみ努力をするオレ様に酔ってました。


独立をしてからは、また少し変わった。
自分で創業した。ルールも自分でつくった。めんどくさい上司もいなくなった。
で、「アイツが悪い!」って指さす相手がいなくなっちゃったのです。
何から何まで全部自分のせいでしかない。
それをツラいと思ったら負けで、故北島忠治氏の説き続けた
「前へ」が大事なんですね。


だからツラい難局も「あまり深く考えない」という近藤社長の示唆は、
実はとても大事なことです。


ああ、日々悶々。



コメント (2)

ゆり:

コメントをつけてみました。先日はどうもありがとうございました。
「分からないことを分からないまま棚上げにしとく」ことができたら、それはそれで進歩のような気がします。そう思えたのはつい最近なんだけど。
今はやれることしかできないし、やれないことはやれるまでやり続けるしかない。それだけですね。
どんなに心はヒートアップしてても、行動は淡々と行けたら・・・・・・・カッコイイかな〜と思うんだけど、実際は暑苦しい私(笑)
修行じゃ。

shu:

ゆりさん
コメントありがとうございます。

我々の同世代というのは、
だんだん若さを失ってパワーに衰えが出るもんだけど、
ゆりさんのバイタリティと消えないどん欲さと
強靱な肝臓には感動しましたよ。

またつぶれるまで語り尽くしましょう。

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2009年12月 3日 22:37に投稿されたエントリーのページです。

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