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コメダじゃありえないルノアールの会話における一考察

名古屋ならコメダ珈琲館だろうが、
東京にいたワシの時間潰しは喫茶室ルノアールだった。
隣の席には若い男女が
同じようにアイスコーヒーの氷をコロコロとかき混ぜ語っていた。
首から社員IDカードをぶら下げているので
おそらくシゴトの途中かと思われる。
runowaru.jpg

顔やファッションを見ても
完全に日本人なふたりだけれど聞こえてくる会話が
すべて英語なのできっと中国系のヒトか‥‥、
などと推測しつつも、
まあそんなことはどっちでもよかった。


…その数秒後までは。


男が店員さんを呼んでハッキリと言った。
男「あ。すいません。ガムシロってお願いしませんでしたっけ?」
店「すいません。追加でしたね。すぐお持ちします」


とてもネイティブな日本語だった。
これほど完璧な発音はガイコク人にはムリだろう。
するとその直後、女は眉をひそめ言った。


女 「Oh noooo!! Too much syrup..... won't get healthy life!!」


‥‥なぜだ。
この二人、日本語の意味がわかってるじゃん。
その後も商談のような話や
シゴトについての内容のようなことを英語だけで話していた。
やがてふたりはテーブルを立って会計へ。


女「あのお〜、テーブル見ても伝票とかなかったんですけどぉ〜」
店「? 少々お待ちください」
男「オレのガムシロが追加オーダーだと思ったかもね」
(男女ともに顔を合わせてケラケラ笑う)


レジでの一瞬の日本語会話で、
はじめて笑って会話をする男女の姿を見た。
ヤツらはいったいナニジンなのか‥‥。
しかしこれが噂の英語公用化の風景だとしたら滑稽だな。


リアルに学ぶというのは、
研修とかセミナーとか博物館とか美術館じゃなくて、
目の前にある現実からなんですよ。
ムリヤリ話してる英語は、現実のフリなだけ。


ホントに笑って話すのは、
普段日常の風景を見ながら自然に出るもんんですよ。
楽しいか?その英会話。


ママゴトみたいなことで親密ぶるのは、
ホレたハレたのチョロい恋愛だけでいいんじゃないですか。
本気でやってる英語の男女が
ファッションに見えてしまうのはワシの時代錯誤か。
なんと哀しい現実‥‥。


ああ、この現実風景に学ぶワシ。

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2011年7月 2日 21:26に投稿されたエントリーのページです。

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