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岩波書店の縁故採用についての考察

話題になってますね。
岩波書店さんの縁故採用宣言が。
賛否両論がほぼ互角というのが今の採用・就活の
混乱ぶりを表しています。
就職採用に関わる者として私の個人的な意見としては
「人んちの方針だから騒いでも仕方ない」です。

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それほど酷い話だと思いますか?これ。


我が社は縁故採用一切なし!
なんて宣言している会社だって
実はそうじゃない実態が山ほど存在します。


学歴一切不問!
なんて正義ぶってる大手企業が実は、
会社説明会の告知をする大学を決めてたりします。
仮にエントリーできたとしても
選考には乗っかれない仕組みがあるのです。


それに比べたら、
ちゃんとカミングアウトしてるんだから
とても潔いじゃないですか。


選考しない。早い者勝ち…なんて企業もあります。
大学一年生だって内定を出す!と言った企業が話題になりました。
そうやって時代が変わっているだけです。
逆戻りしません。


かつて。
オフィスの各席にも会議室にも必ず灰皿があったし、
根性論のパワハラなんてアタリマエでした。
ひょうきん者の課長が女性事務社員に
「よぉ!この見積書、処理しといてくれよ!」
なんて書類を渡す瞬間にお尻をつつく…なんて風景だって
珍しくありませんでした。
「ヤダ課長ったら!エッチなんだから」って。
そういう日常でした。


今、そんな時代なんて想像さえできないのと同じです。
常識が変わってきている。
採用のやり方だっていろいろあっていい。


卑怯でズルなことを考えていたり、
既得権をナニが何でも守ろうとすることだったり、
上から圧迫するだけの関係だったり、
そういうことに比べたら
全然大したことじゃないと思うのですが、
それでも厚労省は、
「けしからんぞ!」なんて顔をして
ナニを調査するのだろう?


面接の質問では
家族のことは聞くな!とか
カレシいるの?ってのはタブーだ!とか
資格で年齢表記しちゃいけないとか…。
もうね。そういうルールをどんどん作って、
それを厳格に守ってるヤツが正義!
みたいな輩も窮屈だし。
そういうことをニッポン全体の規則なんかにするから
アカンのではないでしょうか?
むしろ配慮に欠けるヤツが出てくるんです。


世の中。
もっといろんなもんを認めあえばいいでしょ。
…と、自戒も込めて。

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2012年2月 4日 21:11に投稿されたエントリーのページです。

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