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健康不安に襲われる夏(2シーズン目)

ちょうど1年前、
ワシは突如『一過性全健忘』に突然襲われた。
休日開催の学生イベントに出席した数時間の記憶が
まったくなくなるという
メチャクチャ恐ろしい経験だった。

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その後脳ドック検診を
メッチャ不安な気持ちで受けたのも記憶に新しい。
『まったく異常なし』と言われても、
むしろ医師が大事な何かを見落としているんじゃないかと疑って、
2度もMRI検診に行って
数十万の費用がかかったんだった。


そして今月初旬、
新たな試練の第二弾が突然ワシを襲った。
定期健診(人間ドック)の結果で
大至急、大腸内視鏡検査をしろというお達しだった。


情報によると
「これに引っかかった3%のヒトは大腸がん…」
と、脅されてビビりまくりだ。

考えてみたら
97%の人は無事なんだけれど、
なめてたらとんでもないことになるはずだ。
どんな結果でも覚悟を決めようと思うと、
小心者のワシは内視鏡検査前夜は
ほとんど眠れなかった。


当日9時に登院して肝炎の検査注射。
ビジネスホテルのような個室に通されたのは10時。
2リットルの下剤を2時間かけて飲めとのこと。
しかもその後、2時間待てという。


ヒマすぎる。
相部屋を個室に変更してよかった。
スマホとパソコンを持ち込んでいたので
仕事に困ることもなかった。
4時間過ごしてオプション料金3000円なら
かなり安い選択だと信じたい。


ようやく検査の順番が来たのは
すでに時計の針は15時近くになっていた。


正真正銘ホンモノの勝負パンツ
(後ろ穴あきのパンツ)に着替えて緊張を高めた。
2本目の腸機能を止めるお注射のあと、
診察台に横たわり足を抱えた。


・・・・ここからの恥ずかしさと
喪失感と違和感と苦しみは、、、筆舌に尽くしがたい。
「意外となんでもなかった」
という先輩たちの経験談がまったく信じられない。


でもその時。
ワシの肩に手を置き、
「大丈夫ですから力を抜いてくださいね〜」
とやさしくトントンする看護師のオネーサンが、
もうまるで天使のようだった。


幼児じゃあるまいし、
あやされて安心しとんのか!!!
と思われたって構わない。
看護師の仕事を真剣に尊敬できた。


30分ほどで検査が終わり、
その場で診断結果を教えてもらえます。


結果は「腸はまったく異常なし」
だけど「軽い痔ですね」との診断が‥‥。
痔持ちのオッサン認定です。。。


すべての予定が終わったのは16時過ぎ。
お会計「1万290円ですね」と。
カードが使えず、財布に7000円しか入ってなくて、
さらなる恥の上塗りをしつつ病院を後にした。


ひと安心できたのはよかったけれど、
しかし毎年、自分の健康確認のために高いカネを払い
陰鬱を味わうオッサンなワシ。
健康第一、が気になる歳になりましたとさ。

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2015年7月26日 00:52に投稿されたエントリーのページです。

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