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変わる時代と停滞オジサン

小さな頃は毎週毎週
どっか連れてって!とせがまれたのに、
近頃は子どもも成長してきた。
もうワシから声をかけない限り一緒に出かけない。
しかも親孝行の一環らしく、
お付き合いしてるのはセガレのほうだ。

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セガレのリクエストは、
『バレーボールクラブチームの仲間に
おみやげを買って帰れるような場所に行きたい』
というだけで
やりたいことや行きたい場所が
あるわけじゃないらしい。


しかし親としては
夏休みの思い出を作るために行き先などを
一生懸命に考えるのだけれど、
セガレはそんなことは意に介さず。


鼻唄まじりで
クルマのモニタが映し出す
TVの画面を眺めているではないか。
移動中の過ごし方でさえ昔と今では大きく違う。
「もっと景色を楽しめ!」
というのも時代錯誤かと思うし、
ドライバーのワシは
一緒にTVを観ることもないけれど、
かといって、
寄り道を考えるわけでもなく、
カーナビの無機質なオネーサンの声の言うがままに
静岡県浜松市の郊外に向かって
迷うことなく
ハンドル操作をしている。


あと何年こうして
ドライブに出かけることができるのか。
そして、
コイツが大きくなった日にゃ、
地図を確認しながら、
渋滞にエアコンが故障しながら、
ドライブしていた時代のオッサンの青春なんか
味わうことはないんだなあ…。
などと古い自分の過去のことなどを考えながら、
次男とサシのドライブを終えた。


夏休みも後半になり、
昔と変わらぬ行事がひとつだけあった。
工作の宿題だ。


自分の子どもの頃には
親に手伝ってもらった記憶はないけれど、
ワシは積極的に手伝ってやろう!


なになに?
アルミ箔と食品容器を使って生き物を作る?
おもろいやないか。


しかし難しい。


そうだ。
ヒトとヒトとのつながりというのは、
こうして手足を動かして
汗を流して
笑って泣いて苦労して失敗しなければ、
深くなっていかないのだよな。


少しだけ不便で、
なかなか望み通りにならなくて、
そんな時代を懐かしむのは、
ワシが停滞しているオッサンだからか?
ポケモンGOに興味がないからか?

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2016年8月21日 20:26に投稿されたエントリーのページです。

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