あけましておもでとうございます。
今年１月５日で設立25周年。
三十路前にリクルートを退職して

仲間とともに制作事務所を立ち上げた日のことは、
まだ明確に思い出せるのに、もう四半世紀も昔の話です。
労働集約制作畑から脱却しようとしても
結局そこにしか強みがないんですよね。


脱求人広告、脱リクルート依存なんて考えて、
学校広報や雑誌の仕事や
大手広告代理店との取引を喜んだ初期。
でもやっぱり採用広報の分野に戻っています。
経営のケの字も知らないまま
仲間がちょっとずつ増えて、
決算時期に海外旅行なんかにも呆けて、
業績にあぐらをかいていたら
銀行残高が７万円だけになって
初めて借り入れをして、
カミサンの結婚資金をぜんぶ会社の運転資金にまわしたりもした。
いや、もうちゃんと返しましたけどね。

リクルートとの編集事業提携は
たった１年で崩壊し。
事業計画という名の長い決意表明をした
花子とともに東京進出して。
リーマンショックの時なのに二人も新卒採用して
みんなにボーナス出せない時期もあったりして。
公共事業に頼って年間6000万円にもなったけれど、
そこに依存していることがつまんなくて
スパッとやめてしまい。

人材紹介事業免許取得して
ワークトライアルなんて事業を始めたのに頓挫して。
制作会社なのに休耕田企業活用の道に進んだり。
女子サッカーリーグの選手の職業斡旋をしてみたり。
日々、滑った転んだと繰り返し、

今でも自転車操業っぷりは変わりなく

サーカスのクマ並みの綱渡りを
すーっと続けて、
こんにちがあるわけです。


思えば、
ワシの創業前に
憧れていた
制作編集の先輩企業は、
そのほとんどがもう残っていません。
それだけ事業継続の難しい業態なのかもしれません。