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2021.03.30

CASE STUDY|[自動車部品メーカー]の採用広報の企画提案書(採用企画・ブランディング・ペルソナ設定)

こんにちは。株式会社ジオコスです。

CASE STUDYシリーズでは、ジオコスが考える企画立案のロジックを公開しています。採用広報ツールの制作やナビ媒体への掲載など、採用広報のアイテムを揃えても採用戦略次第で成果は大きく変わります

 

 ・採用競合に埋もれないようどう差別化をはかるのか
 ・ターゲット学生を振り向かせるアピール方法はなにか
 ・どんな採用フローで採用ツールを使用するのが有効

 

課題整理から自社らしさの洗い出し、アウトプットの方法まで、ジオコスが実際に行う採用企画の立て方をまとめました。今回は中部エリアに本社を構える[自動車部品メーカー]B社をモデルにした採用活動の企画提案の内容をご紹介します。

 

 


▼目次

1.課題・現状整理

 1-1.採用課題とゴールの把握

 1-2.ターゲット学生の特性を把握

 1-3.自動車部品メーカー業界の特性を把握

2.採用競合に勝てる企業らしさ・魅力の洗い出し

 2-1.技術力の高さをヒアリング

 2-2.現場見学

 2-3. 企業の魅力・特徴をまとめる

3.採用戦略を立てる

 3-1.ペルソナ設定

 3-2.採用フローと採用活動の提案内容

4.まとめ


 

 


1.課題・現状整理


1-1.採用課題とゴールの把握

クライアントと採用活動を振り返ります。ヒアリングから現状感じている課題感を把握し、採用活動のゴールについてすり合わせていきます。

[ヒアリング内容]

私たちは創業50年以上の歴史がある、自動車部品の試作・量産を行う二次下請けメーカーです。試作から加工・量産まで一貫対応しているだけでなく、大手メーカーの新製品開発のサポートも行っています。

技術力の高さに誇りを持っているのですが、採用活動では完成車メーカーや一次サプライヤーにターゲット人材が流れてしまい、優秀な機械系学生がなかなか採用できません。二次下請けということもあり、知名度も低いため、どう学生に振り向かせるかが当社の課題です。

今後、EVなどへの移行で将来的に生産部品が減少することがわかっています。そのためにも新規事業を立ち上げ任せられるような、学生を確保していきたいと思っています。

 

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1-2.ターゲット学生の特性を把握


中部エリアの機電系学生にヒアリングを行い、ターゲット学生の就活や企業選びのポイントなどを調査。就活生の思考を理解することで、企業アピールのポイントや方向性を定めていきます。

 

・就活解禁前にはエントリー企業の絞り込みは終わっている
3月1日の就活解禁前には、エントリーする企業の絞り込みが終わっている学生がほとんどです。学生たちに聞くと、5~10社まで厳選しているようでした。教授から「あまりたくさん受けてもまわりきれないよ」とアドバイスを受け、一緒にエントリーする企業を絞り込んだという学生も。また就活と並行して卒論などを進めなければいけないため、早めに就活を終わらせたいという思いも強いと感じました。

 

・インターンシップでリアルな現場を知りたい
夏休みを利用して、長期インターンシップに参加している学生が多い印象です。実際にマイナビのデータ(22年卒就職モニター調査2月)でも理系学生の約90%が2月までに参加しており、そのうちの半数以上が7~9月の夏休みに受けているというデータがありました。また専攻分野を決めるために2年生からインターンシップに参加している学生もいるそうです。

 

・研究内容と就職先がリンクしているとは限らない
研究を続けたい学生は院に進むことが多く、四大卒の学生はゼミでの研究内容に関わらず、幅広く企業を見ています。「自動車が好き」という理由で完成車メーカーを選ぶ学生もいれば、「回路設計がしたい」など携わる仕事で選ぶ学生も。ある学生は就活を始める際に「授業でやったどの実験が好きだったか」を振り返りながら、企業選びの軸を決めていったそうです。

 

・信頼できるのは技術的な話ができる社員
「人事の人に技術的なことを聞いても、欲しい答えが返ってこなかった」という声もありました。学生が知りたいのは「今まで学んだことを仕事に活かせるのか」です。「こんなソフトを使うんだ」「今研究でツライと思っていることは、入社しても苦労するんだな」などが感じられると企業選びの材料になるとのこと。各社の理系あるあるが入社動機に繋がる可能性があります。

 

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1-3.自動車部品メーカーの採用課題を把握


完成車メーカーや一次サプライヤーと比べると、どうしてもネームバリューで負けてしまうため、社名では興味を惹くことはできません。また技術力の高さを謳っても、製品に馴染みがないため学生に伝わりづらいという課題があります。そのため製品や技術力のすごさを手にとるようにわかるようなPRが必要です。

 

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2.採用競合に勝てる企業らしさ・魅力の洗い出し


2-1.技術力の高さをヒアリング

「技術力が高い」とは具体的にどんなことをなのか?ヒアリングを通じて、同業他社と比べ秀でているポイントを探り、言語化していきます。

営業シーンで語る自社の強みと、学生にPRするときの強みでは伝え方が異なります。業界のアタリマエがわからない学生に技術力を高さを伝えるためには、「プロジェクトストーリーなどの物語する」または「図鑑のように画像やイラストを使いわかりやすく解説をする」などの工夫が必要です。B社の場合は下記のようなネタをベースにPRする方向で検討。

 ・砂型鋳造で15mmという数値を出した技術秘話
 ・独自の加工方法から生まれた精度の高さ
 ・B社がなければ完成車メーカーもクルマをつくれない?!

ひと口に金属加工といっても加工技術はさまざま。「最先端」と「昔ながら」を同居させながら、高精度のものづくりをするのがB社の強さだと結論づけ、制作物のコンセプトに反映していくことにしました。

 

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2-2.現場見学


職場を見学させてもらい、企業らしさがにじみ出る日常の風景を探します。

[ON]

・入社1年間は研修
  熟練のプロになるための「道場」という名の研修制度がある。

・資料共有は掲示板
  報告書などが貼り出されている。
  関連情報はピンとピンで結ばれている。かなりアナログ。

・溶接女子がいる
  髪を結び火花を散らしながら溶接をする姿がかっこいい。

・物流は難解なパズル
  トラックの台数、生産拠点ごとの出荷時間など効率的に運ぶために知恵を絞る。

・整理整頓された道具に機能美を感じる
  5Sは基本。
  でも工具があまりに美しく並べらるだけでカッコよく見えてしまう。

[OFF]

・会社をあげて納車式まで行った社長の生産数限定の国産スーパーカー
  「最高峰の製品を体感することが技術者にとって重要」と社員向け試乗会を開催。

・駐車場に並ぶマニアックな車たち
  車通勤のため必然的に駐車場には社員の愛車が並ぶ。
  運転手のこだわりが感じられる車も多い。

・昼休みには社員が一斉に食堂に集まる
  自由席なのに、各々座る席が決まっているのに「らしさ」が垣間見れる。

・お土産に栄養ドリンク
  お客様が来社した際には帰り際に必ず栄養ドリンクを手渡す。

・社長直々の喫煙メッセージ入りの携帯灰皿
  喫煙者に配られた携帯灰皿には「タバコをやめて幸せになって」というメッセージが。

 

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2-3. 企業の魅力・特徴をまとめる


ヒアリングや現場見学で集めた情報を整理し、採用競合と差別化になりそうなネタを抜粋。企業らしさが伝わるようなキャラクター設定を行い、採用広報のコンセプトに活かしていきます。

 

「高精度な技術力と車を愛す技術者たち」

完成車メーカーも信頼する高い技術力を持つB社。どんな無理難題にも試行錯誤を繰り返し応えてきたノウハウと技術が強みです。加工の基礎から学べる「道場」という独自の研修制度もあり、若手社員の育成にも力を入れています。また多くの技術者が自動車好き。駐車場には社員自慢の愛車がズラリと並び、休憩スペースではいつも自動車談義が交わされています。

 

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3.採用戦略を立てる


3-1.ペルソナ設定

企業らしさや特徴をふまえ、B社で活躍するターゲットのペルソナを設定していきます。ペルソナとは一人の人物を想定して詳細な人物像を設定してく「人物設定」の作業をさします。ターゲット設定→ペルソナ設定の順番で考えていくことで、自社で活躍する人材の特徴や採用基準が見えてきます。

「実際に製品を造る」という現場の技術力・経験においては上位メーカーを上回っているB社。何度も何度もトライアンドエラーを繰り返し、無理難題に答えいてく職人たちの技術力と執念は同社の強みです。そのため、

 

・自動車が好き、自動車に関わる仕事がしたい
・ニッチやマニアックなことに惹かれる
・最後まで地道に粘り強く取り込める
・新しい技術や方法を模索するのが好き

 

などが活躍人材になる要素だと考えました。
自動車関連の技術に関心の強い理系学生を獲得しようとすると、必然的に完成車メーカーや一次サプライヤーが採用競合になります。競合と差別化をはかるためにもB社ならではの”マニアックさ”を強く伝えることが必至です。将来の優秀層になりえるターゲット学生を設定し、彼らの行動や興味のある情報もとに採用広報ツールを企画・制作していきます。

 

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3-2.採用フローと採用活動の提案内容


ターゲット学生のペルソナ設定に合わせて、採用フローや採用広報でアピールする方法を決め採用戦略を立てていきます。

 

 

①候補企業に選ばれるために|夏インターンシップの実施

理系学生の多くは、3月1日の就活解禁前にはエントリーする企業を絞り込んでいます。そのため、ナビ媒体のオープン前に企業の存在を知ってもらい、魅力を伝えなくはいけません。そこで夏のインターンシップ(長期)の実施を提案いたします。1-2で紹介した機電系学生の特性を考えると、技術的な話を知りたいと思っている学生は多くいます。そこで完成車メーカーや一次サプライヤーの違いだけでなく、技術力の高さやマニアックさを実感してもらえるようなインターンシップを企画します。

 

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【インターンシップ案】
高い技術力と自動車愛を体感する2週間

▼仕事
・独自技術を学ぶ
  競合他社にはできないB社独自の技術を社員が解説。
  社会科見学のように現場を見ながら製品が出来上がるまでの工程を学ぶ。

・各部署でジョブローテーション
  B社の強みである一貫生産を感じてもらうため、1日ずつ全部署を体験。
  各部署の役割や面白さを知ってもらう。

▼社風

・先輩とランチ
  お昼ごはんは先輩たちと食堂で。
  雑談をしながら働く人達の人柄を感じてもらう。

・愛車自慢
  駐車場で実際に車をみながら
  各社員が愛車のこだわりポイントなどを自慢する。
  参加学生側が自分の愛車を自慢するのもOK。

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②候補企業に選ばれるために|WEBサイトで「面白い」と思わせる仕掛けを

採用WEBサイトの役割は「興味喚起」です。初対面で技術力について熱く語りすぎても、学生は温度差を感じてしまいます。選択肢のひとつに選んでもらうためには、まず「面白そう」と思ってもらうことが大切です。楽しい入り口をつくり、まず学生に興味を持ってもらうような仕掛けをつくります。

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【WEBサイト案】
B社の大辞典
B社の仕事にまつわる単語を辞典仕立てで紹介。「それってなに?」と思わせ学生の興味を惹く。

 

▼インタビュー記事

【機械系 きかい-けい】
生産技術の仕事とはなにか?センパイたちがB社の技術を語る。

【○○市 〇〇し】
県外学生もターゲットにしているため、B社のある地元○○市について社員が語る。

 

▼単語紹介

【得意ワザ とくい-わざ】
B社が得意な切削技術について解説。

【セカンド せかんど】
独自の技術が詰まった自動車部品を解説。

 

▼社内紹介

【愛情 あいじょう】
お客様には栄養ドリンクをお土産に渡す。

【駅伝 えきでん】
社長&社員で駅伝に出場する。

【秘密 ひみつ】
企業秘密の場所も多い。

【人づくり ひと-づくり】
道場という名の研修制度あり。

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③入社したい企業に選ばれるため|パンフレットで完成車メーカーに勝る魅力をアピール

採用パンフレットの役割は「比較検討される際に勝てる情報を届ける」ことです。選考中、採用競合と比べられた時に選ばれるような企業らしさが詰まった情報を掲載していきます。

B社の場合は技術力の高さと社風です。自動車好きの社員が多く活躍しているため、採用パンフレットは「自動車雑誌」をモチーフにし、ターゲット学生がワクワクするような仕掛けをしていきます。巻頭ページで「モータージャーナリストがB社の魅力を取材する」という特集記事を制作し、技術力のスゴさを第三者目線で紹介。完成車メーカーや一次サプライヤーとの差別化をはかります。

 

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【採用パンフレット案】
B社の魅力に迫る!自動車雑誌

 

▼技術力の高さをアピール
自動車好きが興味を持ちそうな「自動車雑誌」をイメージした採用パンフレットを作成。巻頭特集では著名なモータージャーナリストに登場してもらい、プロの目線からB社の技術力の高さの秘密に迫ってもらう。学生にも伝わるようにマニアックな技術を解説してもらうことで興味を持ってもらう。

 

▼社風をアピール
現場の人間くさい部分を紹介。

・「道場」という名の研修制度
  入社1年間は熟練のプロになるため研修がある。

・資料共有は掲示板
  報告書などが貼り出されている。
  関連情報はピンとピンで結ばれている。

・会社をあげて納車式まで行った社長の生産数限定の国産スーパーカー
 「最高峰の製品を体感することが技術者にとって重要」と社員向け試乗会を開催。

・駐車場に並ぶマニアックな車たち
  車通勤のため必然的に駐車場には社員の愛車が並ぶ。
  運転手のこだわりが感じられる車も多い。

完成車メーカーや一次サプライヤーとの差別化ポイントになりえる社風を、具体的に紹介。社内の雰囲気や社員同士の関わりをみてもらうことで、入社後のイメージを高めてもらいます。

▼製品をアピール
製品を図鑑のように紹介。どんな工夫や技術が注ぎ込まれているのか、なぜこのカタチなのかについて解説をいれることで、技術者の目線や想いを伝える。

 

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4.まとめ

以上がB社の採用課題に対する企画提案になります。

ジオコスでは各社の課題やターゲットに合わせて、採用企画を提案させていただいております。

 ・うちの会社の魅力はなんだろう?
 ・採用競合に勝てるネタがなにかわらかない
 ・採用戦略をどう立てたら採用ターゲットが振り向くの
 ・パンフレットやWEBサイト、動画で何を伝えたらいいかわからない

など採用活動に関する不安や疑問をお伝えいただければ、弊社営業が知恵を絞ります。採用課題のヒアリング・お見積りは無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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