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2021.02.09

人類は、女と男とウォークマン。

もはや約40年も昔。
1982年に世に出たウォークマンの広告で、
2021年の今もこのキャッチは記憶に残っています。

このコピーを書いた仲畑貴志氏。
制作のシゴトをしていた我々にとって
神のような存在でした。
後に呑みながらお話できる機会が訪れた時には、
大いに舞い上がったものです。

いえいえ‥‥。

ワシの思い出話のために
これを引っ張り出したのではなく。

はたして2021年の今、
この広告は問題なく掲出されただろうか?
と考えたわけです。

もちろん、このキャッチには
男女共同参画社会への投げかけもなく
性差別を助長する意図もなく、
LGBTへの配慮を欠いているわけでもなく、
示唆するメッセージはありません。

ウォークマンの存在は、
老若男女を問わず、
身近に持ち歩ける音楽鑑賞ツールですよ!
という意図の訴求広告なのは、
容易に理解できます。

でもなんかどっかで曲解されて、
文句言われちゃうんじゃね?
という危惧を感じます。
「女と男と」なんて言っていいもんか?と。

ネット上で繰り広げられる
不寛容な意見は、今や「便所の落書き」ではなく
「世論」として取り上げられます。

言論の自由というのは、
ネット民の言葉狩りによってバズり、
話題を作りたいマスコミがそれに乗っかってきて、
いつのまにかマジョリティの意見として
統制されていませんか。

‥‥と、書いていたら、
鈴木康之氏の名著『名作コピー読本』に記載された
最初の事例を思い出しました。

調べてみたら1975年の伊勢丹の広告です。
コピーライターの土屋耕一氏は、
年齢差や男女差なんて関係ないよ!と、
こんな時代かた訴えていたのですね。

————
なぜ年齢を聞くの

なにも女性だけではなく。
男だって、年齢をきかれるのは、
あまり気持のいいものじゃないんだ。
女の、そして男の、生きていく姿、
それを、すぐ年齢というハカリにのせて
見たがる習慣に、抗議したいと思う。
いま、装いにも、住いにも、
すべて暮しの中から、もう年齢という
枠がなくなりつつあるのですね。
その自由な空気が、秋の、伊勢丹を
やさしくつつんでしまいました。
————

その自由な空気を、
2021年に届けたいですねえ。

伊藤秀一『いい会社はどこにある? いい人材はどこにいる?』

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