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2018.07.26

内定フォロー|効率的すぎても辞退率は減らない?! 最近の内定辞退防止策の共感と疑問

こんにちは。うめこ こと都梅(ツバイ)です。

株式会社リクルートキャリア・就職みらい研究所によると7月1日時点の大学生の就職内定率は81.7%。内定取得社数の平均値は2.39社と、内定を出す企業の半数以上が辞退されているデータがでていました。

19卒フォローと20卒採用のスタートによる採用担当者の負担も増加に伴い、効率的に行える内定辞退防止のツールも続々とリリースされているようです。そこで今日は、最近耳にした巷の内定辞退防止策についてお話します。

 


▼目次

  1. 内定者辞退の現状
  2. 内定辞退策 事例1『評価フィードバック』
  3. 内定辞退策 事例2『内定承諾説得サービス』
  4. 内定辞退策  その他『内定辞退専用アプリ・SNS』
  5. まとめ

 

 

1.内定者辞退の現状|内定フォロー時期が昨年より3週間早くなり、より辞退防止策に注目が集まっています。

冒頭でも触れたとおり、株式会社リクルートキャリア・就職みらい研究所よると7月1日時点の大学生の就職内定率は81.7%。内定取得社数の平均値は2.39社と、内定を出す企業の半数以上が辞退されているようなデータが出ています。学生たちに話をきくと、「内定が揃った段階で入社する企業を決める」傾向が強いように感じました。

経団連が示した指針を守る企業も一層少なくなり、早期に内定を出すことは当たり前。前年と比較すると、平均3週間ほど内定者フォロー時期が早まっています。入社までの期間が長くなり、「内定者は心変わりしていないだろうか」「競合他社にとられないためにどうするべきか」という採用担当者の不安から、内定辞退対策がより注目されるようになっているのだと思います。

そこで、実際にどんな内定辞退サービスが展開されているのか、少しご紹介します。

 

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2.内定辞退策 事例1|内定辞退防止の効果を発揮している。選考通過した理由を学生に細かく伝える『評価フィードバック』

内定辞退の意思表示をされてから、企業にできることは多くありません。採用を決断した時点から、すぐに防止策を行う必要があります。そこで有効なのが『評価のフィードバック』です。グループディスカッションや面接などのプロセスごとに、面接担当者がどのような評価をして学生を通過させたかを細かく伝えます。すると「この会社は自分をしっかり評価してくれた」と学生の安心感に繋がるのです。

 

実際に私も新卒採用のとき、事前に受けた自分のSPIを見ながら面談をしてもらったことがあります。「●●は得意だな。でも●●は苦手だろ?●●●みたいなケースのときに気をつけないといけないなあ」と細かく評価してもらったことを今でも覚えています。「苦手なところもみて選考を通してくれたんだ」と、自分を認めてもらった気がしました。自分のことを理解してくれる会社なら、入っても頑張れる気がしますよね。

 

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3. 内定辞退策 事例2|本質からズレてない?! 採用支援会社の”裏メニュー”。内定辞退を防止する『内定承諾説得サービス』

一部の採用支援会社が用意しているのが『内定受諾説得サービス』です。採用支援会社の仕事は人材を企業に紹介した時点で終了しますが、オプションを追加すると採用支援会社が紹介後も学生と適度に接触。雑談をしながら、紹介した企業の経営基盤を第三者視点で評価し、内定辞退をしないよう、他社の企業の内定をもらわないよう誘導するそうです。

 

しかし、採用支援会社がフォローすることで、入社の覚悟が決まるものなのでしょうか?

確かに採用担当者の手間が省けるサービスだとは思います。しかし、入社までの関係性づくりを他社に頼っていては、学生との距離は縮まぬまま。第三者からの評価は、情報にはなりますが、決め手にはなりにくい気がします。効率化しすぎると、ときに人の心を冷めさせます。辞退されないことはもちろん大事ですが、入社後一緒に働く仲間として信頼関係を築くことが、本当に内定者フォローではないでしょうか。

 

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4. 内定辞退策 その他|採用担当者の負担増加に伴い、内定辞退専用のアプリやSNSが増えてきました。

 

日本経済新聞では、内定辞退を防ぐための「アプリ」についての記事が増えてきたように感じます。

内定辞退、ちょっと待った!アプリで兆し把握

内定者と対話、企業の採用活動向けアプリ サーフボード 

内定辞退、アプリで防ぐ、学生フォローを手助け

2020年卒の活動も始まり、採用担当者がきめ細くフォローする負担増加。この隙間を埋めようと、スマホのアプリやSNSなどの活用が広がっているようです。

 

ただ心配なのは、手段で満足してしまないかということ。お互い気軽に連絡が取り合えるのはいいかもしれませんが、信頼関係の基礎がないと結局続かない気もします。ちょっと距離がある知り合いの返事って、探り探りで送るからなかなか本音は言えないし、ネガティブな発言はしにくいですよね。ツールの導入が早すぎると、結局上辺だけのコミュニケーションが続き、上手な活用ができないのでは?と感じてしまいました。

 

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5.まとめ|効率化を重視しすぎると学生の熱は冷める。人と人との信頼関係が、内定辞退防止につながる。

19年卒の内定者フォローと20年卒の採用活動のスタートが重なり、採用担当者の負担は増加しています。効率的なフォロー方法を求める方も多いと思いますが、内定辞退の目的は「学生に入社する覚悟や納得感」を持ってもらうことです。アプリやSNS,採用支援会社のフォローなど”手段”に満足していると、「知らぬ間に学生の心が冷めていた」という落とし穴にハマる可能性もありえると思います。仕組みをうまく使いながら、手を抜くところは抜き、学生のハートを掴むところは手間暇を惜しまないで欲しいと思います。

 

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株式会社ジオコスは「人の心を動かす情報発信」という理念のもと、採用ツールを中心としたクライアントの広報支援を行ってきました。
私たちが目指すのは、目に眩しいクリエイティブさでも、レトリックの冴え渡る表現力でもありません。不器用でも、かっこ悪くても、一生懸命がんばって生きている人に視点を注ぎ、理解し、それを正しく伝える。かっこつけるより、理念、情熱、尊敬をキーワードに共感しあえる。それが私たちのシゴトの価値だと信じています。

何気ないアタリマエの日常の奥にこそ、誰にもマネできない唯一無二の強みが潜んでいます。私たちジオコスは、組織のキャラがにじみ出るストーリーを探り当て、魅力に変え、WEB、印刷物、動画を制作します。

 

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◆writer◆

都梅まき(ツバイマキ)
2009年入社。新卒で入社し、制作ディレクター、営業を経て、事業推進部へ。
企業理解を深めるために、お客様が出店するスーパーマーケットをプライベートで全店舗まわったり、半日体験入社したり、入社する人が住むであろう本社や勤務地の生活環境を散歩したり…ストーカーのように調べる変わり者。今の楽しみは、週1回ペースで遠方のお客様と世間話をすること。社内でのあだ名は「うめこ」。

 

◆過去担当案件一例◆
岡山本社の総合建築会社・和田組さまブース装飾スライド
京都本社の葬儀社・花駒さま採用リーフレット
愛知県豊橋本社のスーパーマーケット・デライトさま採用リーフレットパンフレット
愛知県東海市本社の鉄鋼商社・三和実業さま採用パンフレット
愛知県小牧市の特殊鋼商社・名古屋特殊鋼さま会社案内パンフレット
愛知県岡崎市の試験評価・エフティテクノさまコーポレートサイト
高校生進路応援冊子『@18』編集長

 

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