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2018.11.15

学生の記憶に残る会社説明会をつくるためのポイント[説明会用のスライド・パワーポイント作成に役立つ!]

こんにちは。うめこ こと都梅(ツバイ)です。
企業説明会でこんな経験はありませんか?

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●説明中、眠そうにしていてた。あるいは寝られた
●反応が薄い
●選考に進む学生が激減する
●面接していると企業理解が低いと感じる

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人は「自分との関連性が低い」と感じると、関心が低くなり、記憶に残りにくくなると言われています。つまり社会で働いたことのない学生に、会社概要や事業内容を読み上げるだけの説明会を行っても興味を持つことができないのです。

では、どうしたら学生の印象に残る会社説明ができるのでしょうか。学生の記憶に残る説明会の作り方を紹介します。

 


▼目次

1.そもそも記憶に残る情報とは?

2.学生の印象に残る会社説明会のスライドとは?

3.会社概要を説明するページでもできる工夫

4.まとめ


 

1.そもそも「記憶に残る情報」とは?

 

この動画はTEDでフリージャーナリストのジョシュア・フォアが話した「誰でもできる記憶術」というテーマの公園です。ここでは、驚異的な記憶力を身につけるコツをでてきます。

特に印象に残ったのが「ベイカーベイカーパラドックス」という心理現象です。
例えば、ある2人に同じ言葉を覚えてもらいます。ひとりは「Baker」という名前を、もうひとりは「baker(パン屋)」がいる場面を覚えてもらいます。しばらく経ってから「さっきのあの言葉を覚えていますか?」と聞くと、「Baker」という名前を教えて人は、「baker(パン屋)」という職業を聞いた人に比べて、思い出しにくかったというのです。同じ言葉なのに、なぜ記憶量が違うのでしょうか?
その理由は、言葉を教えた人にとって「Baker」という名前にあまり意味を持っていないからです。一方、「baer(パン屋)」を覚えた人は、近くのパン屋を想像したり、焼き立てのパンのにおいを思い出したり…瞬間的に連想する手がかりを見つけ、頭の中でその情景を記憶するため忘れにくくなるといいます。

つまり、学生が情景を想像したり、自分の記憶と関連付けられるような情報を提供しなければ、記憶には残らないということです。

 

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2.学生の印象に残る会社説明会のスライドとは?

学生の記憶に残るためには「情景を想像できる」「学生自身の記憶と関連付けられる」情報が必要だとお伝えしました。では具体的にどのように伝えたらいいのでしょうか。ある自動車メーカーの採用パンフレットの事例で説明します。

 

ある自動車メーカーでは、採用パンフレットに掲載されている営業企画のインタビュー記事でこんなキャッチをつけていました。

マーケットに根ざした目線から車を開発する

消費者が必要とする商品をつくるのがメーカーとしての仕事ですから、キャッチの内容は事実です。しかし、このキャッチをみて働く現場を想像できるでしょうか。学生たちに馴染みのない仕事内容です。マーケットに根ざした目線をどう養い、どう開発に活かすのか…現場を体験したことのない学生たちが想像するには、なかなか難しいものがあります。結果、ベイカーベイカーパラドックスでいう「Baker(名前)」と同じように、自分との関連性が低いため印象に残りにくくなるのです。印象に残ってもらうためには、学生が想像しやすい言葉に置き換える必要があります
採用パンフレットのリニューアルをおこなった際、このようにキャッチフレーズを変えました。

「クルマを見せて」と主婦に話し変けたサンパウロの駐車場突撃市場調査

「オフィスでデータ分析するだけでなく、自分の目で足で確かめる」「マーケットに根ざすために、駐車場に並ぶ車一台一台を丁寧に見てまわっている」という情報があるだけで、情景が思い浮かぶはずです。なかには頭の中で主人公が動き出す人もいるかもしれません。その瞬間、このキャッチは「記憶に残りやすい情報」へと変化していくのです。

説明の仕方ひとつで、印象に残りやすい情報になります。会社概要・仕事内容の説明をする際は、「情景を想像できる」「学生自身の記憶と関連付けられる」情報か意識をしてみてください。また社員座談会でも、学生が働く姿をイメージできるよう、ストーリー仕立てでお話するとより理解が深まります。

 

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3.会社概要を説明するページでもできる工夫

会社概要や募集要項などのデータからも、印象に残る情報は発信できます。
創業した年、代表者名、所在地、従業員数…普通に読み上げれば聞き流してしまう情報も、より詳細な情報を追記していきましょう。繰り返しになりますが大事なのは「情景を想像できる」「学生自身の記憶と関連付けられる」情報かどうかです。オフィスに通う風景や一緒に働く人たちが思い浮かべば、記憶は消えにくくなり「印象に残る説明会の会社」になります。

 

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4.まとめ

説明会スライドで伝えるのは、会社の情報ではなく、学生が「働く姿を想像できるための材料」です。会社概要や事業内容の言葉を羅列するだけでは、学生にとては無意味な情報です。印象に残り、興味を持ってもらうためには、その企業で働く姿をありありとイメージさせなければいけないのです。

 

 

 

会社説明会プログラムの事例はこちら

 


 

株式会社ジオコスは「人の心を動かす情報発信」という理念のもと、採用ツールを中心としたクライアントの広報支援を行ってきました。
私たちが目指すのは、目に眩しいクリエイティブさでも、レトリックの冴え渡る表現力でもありません。不器用でも、かっこ悪くても、一生懸命がんばって生きている人に視点を注ぎ、理解し、それを正しく伝える。かっこつけるより、理念、情熱、尊敬をキーワードに共感しあえる。それが私たちのシゴトの価値だと信じています。

何気ないアタリマエの日常の奥にこそ、誰にもマネできない唯一無二の強みが潜んでいます。私たちジオコスは、組織のキャラがにじみ出るストーリーを探り当て、魅力に変え、WEB、印刷物、動画を制作します。

 

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◆writer◆

都梅まき(ツバイマキ)
2009年入社。新卒で入社し、制作ディレクター、営業を経て、事業推進部へ。
企業理解を深めるために、お客様が出店するスーパーマーケットをプライベートで全店舗まわったり、半日体験入社したり、入社する人が住むであろう本社や勤務地の生活環境を散歩したり…などストーカーのように調べる変わり者。今の楽しみは、週1回ペースで遠方のお客様と世間話をすること。社内でのあだ名は「うめこ」。

 

◆過去担当案件一例◆
岡山本社の総合建築会社・和田組さまブース装飾スライド
京都本社の葬儀社・花駒さま採用リーフレット
愛知県豊橋本社のスーパーマーケット・デライトさま採用リーフレットパンフレット
愛知県東海市本社の鉄鋼商社・三和実業さま採用パンフレット
愛知県小牧市の特殊鋼商社・名古屋特殊鋼さま会社案内パンフレット
愛知県岡崎市の試験評価・エフティテクノさまコーポレートサイト
高校生進路応援冊子『@18』編集長

 

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