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2021.11.29

売れる鍋つゆの秘訣がAIにわからない理由

社数限定で開催されている
人事塾2021参加企業の
人事担当者の方々と意見交換の場が、
オフ会のように実施されています。

職場を見学させていただくと、
唯一無二の社風が見えます。
製品在庫だったり、
ボツになった試作品の山だったり、
研究開発の現場だったり、
小さなところに知恵が詰まっていたり、
ちょっとした工具だったり‥‥。

この場面をそのまま学生に伝えたら、
ぶっ刺さる個性になりますよね?
というおもしろい題材だらけです。

ところが、
普段そこに勤務する人たちにとっては、
取るに足りない日常の風景なので、
それが『おもしろい』と言われても、
おもしろさがわかりません。

言い方を客目線にする。
語る角度を少し変える。
そんな情報が人を惹きつけます。
‥‥と言われても、
現場の人たちには日常すぎて
なんかピンとこないんですよね。

先日、スーパーマケットで
山積みされた鍋用スープに目が止まり、
そこで少しヒントが見えました。

どのパッケージにも
特徴を上手に伝えています。
肉の味が引き立つ焦がしニンニクが決め手!
出汁のうまみが具材を濃厚にする!
柚子の香りで野菜が進む!
という謳い文句と
美味しそうな写真が勝負です。

売れて品薄のモノと
在庫の残っているモノと比べました。

なるほど!そういうことね!

と気づいたことがあります。

具材の内容や成分ばかりを
アピールしているものより、
食卓の情景をイメージさせている
商品のほうが多い。

…が、実はそれだけじゃない。

この美味しさを出すために
どんな原料に何の工夫をしているのか
というプロセスを
上手に謳っている商品が
商品棚の在庫が少ないのです。

作り手側のこだわりを
単にアピールするのではなく、
買う方の幸福感のための努力を
伝えているんですよね。

これってとても重要なんですよね。

こだわりの旨味は
どんな具材をどんなふうに
引き立てるために作られたのか
そこが開発の肝なんです。

採用場面でも同じですよね。
いい商品やサービスを完成させるために
小さな努力を積み重ねている。

その日々の光景こそが
その会社の特徴なんですよ。

‥‥って。
まだわかりにくいかな???

伊藤秀一『いい会社はどこにある? いい人材はどこにいる?』

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