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株式会社ジオコス|採用ツール企画|名古屋(愛知)

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2018.05.29

採用パンフレット事例(商社)|採用課題を払拭するために工夫した5つの表現ポイント

 

採用ツール制作のご相談をいただく際に、「社員インタビューとか1日の流れを載せるほうがいいんだよね」という企業様がいらっしゃいます。働くイメージをさせるひとつの手法ではありますが、”決まり”ではありません。採用活動で感じる”課題観”を解決するためには、課題に合わせた企画や表現の方法があります。

今日は、パンフレットを読んだ学生がワイン業界に憧れるよう、企業のファンになるしかけを散りばめた採用パンフレット事例をご紹介します。

 

 

社  名:エノテカ株式会社

企業規模:500〜1000名

業  種:ワインの輸入販売、卸売、小売、ワインショップ店舗運営、 カフェの経営、通信販売

 

 

「ワイン業界で働きたい」という熱量の高い学生を採用したい

ワインの輸入販売やワインショップの運営などを行う同社。働いているのは、ワインを愛している人ばかり。採用でも「ワイン好き」な学生に来て欲しいと感じていましたが、

①「ワイン業界で働きたい」という熱量の高い学生を見つけるのが難しい

②「希望部署があってもはじめはショップ勤務から」という勤務条件にネガティブな印象を持たれやすい

という課題を抱えていました。そこで、ワイン業界で働きたくなるような採用パンフレットを提案しました。

 

 

パンフレットを読んで「ワイン業界で働くことに興味を持ってくれる人」がターゲット

ターゲットは、自社説明会に参加し採用パンフレットを渡されてから選考に進むまでの間に、「ワインが好きになった」「これからどんどんワインについて究めたい」「ワインを通じて何がしたいか目的意識が明確になった」という強い意志を持てるようになった学生です。学生の段階で「ワインが大好き!」と熱く語れる経歴・経験を持っている学生は少ないという課題があったため、パンフレットを読んで強く心を動かされた人をターゲットに設定したいと考えました。

 

 

コンセプトは「ワインとともに生きる」

「ワインのプロフェッショナル」としての働き方・信念・使命感をかっこよく伝えたい…というだけでは、「ワインに携わる仕事は難しそう・大変そう」と思わせてしまい、マイナス要素になりかねません。そこで、「先輩社員達がこんなに夢中でのめりこめるなんて、ワインってすごいな。面白そう!」「はじめはそんなに詳しくなくても、ここまで成長できるのか」という読後感を感じてもらえるような「ワインのプロ」としての道を志す意欲を高めることを目的とした採用パンフレットにしたいと考えました。

 

 

 

POINT1

働くひとの成長観を見せるための[レイアウト]

各部署2名ずつ紹介するにあたって、左ページに若手、右ページに中堅という構成に。若手社員に関しては、入社後〜入社3年目までの近い将来を想像しやすいように、「なぜエノテカに入ったのか」「部署に配属された時の迷い・戸惑い」「壁にぶつかった時、どのように乗り越えたか」を中心に訴求。一方、中堅社員は、「関わる仕事のスケールの大きさ」「ワインに懸ける情熱・意志の強さ」「専門性の高さ」を訴求できるようにネタを拾い、原稿にしました。

 

 

POINT2

仕事をするスケールの大きさを伝えるための[生産者の声・お客様の声]

初回ヒアリング時、採用担当者様から「有名な生産者がエノテカ主催のイベントのために来日することがある」「有名ホテルやレストランとの取引実績が多数ある」というお話を伺い、「エノテカがワイン生産者や顧客から厚い信頼を得ている」というエビデンスを示したいと考え、「生産者の声」「お客様の声」のコメントをコラムとして入れることを提案。結果、世界の有名なワイナリーや有名レストランからコメントをもらうことができ、関係性の深さ・プロ度の高さを伝えることができました。

 

 

POINT3

社員の挑戦をサポートする風土を伝えるための[社員インタビュー]

「バイヤーになりたくて、一度エノテカを辞めてフランス留学しちゃった人」と「ホテル・レストラン勤務じゃないのに、若手ソムリエコンテストで優勝しちゃった人」という「とてつもなく凄い人達がいる」という話を最初のヒアリングで聞き、「社員紹介」の一人としてではなく「スペシャリスト」という枠で紹介することを提案。「エノテカには非常に優秀な人材がいる」「その人材がのびのび活躍できるようサポートしてくれる」「人一倍の熱意があれば今後入社する若手にもそのチャンスは充分ある」ということを訴求しました。

 

POINT4

ネガティブイメージを払拭するための[座談会コンテンツ]

「ワインが好きじゃないと働けないのか」「なぜショップ勤務しないといけないのか」といったネガティブイメージを払拭するために、部門の異なる若手社員の座談会実施を提案。「新人時代のあの経験があったから成長できた」「今の仕事にこのように活かされている」「むしろショップの仕事が面白かったから、今もショップで働いている」ということを話し合ってもらうことで、ショップ勤務の重要性や意図を伝えられるようにしました。

 

 

POINT5

社員の深いワイン愛を伝えるための[寄せ書きページ]

取材を通じて各社員の方々の話を聞いていると、みなさんがそれぞれワインに対して強い情熱・深い愛情を持っていることがひしひしと伝わり、感銘を受けたので、最終ページに「だから、ワインが好きだ。」という寄せ書きページを設けることを提案。良い意味での先輩社員達の「ワイン馬鹿」っぷりを最後に伝えることで、「ワインってそんな魅力があるんだな。じゃあ、自分も携わってみようかな」という気持ちを高められるようにしました。

 

 


 

誰のためにツールをつくるのか。どんな課題を解決するためにつくるのか。制作する目的を明確化することで、ターゲット学生に響くツールをつくることができます。みなさんのパンフレットでは、誰にどんなメッセージを伝えていますか?

 

  

 


 

株式会社ジオコスは「人の心を動かす情報発信」という理念のもと、採用ツールを中心としたクライアントの広報支援を行ってきました。私たちが目指すのは、目に眩しいクリエイティブさでも、レトリックの冴え渡る表現力でもありません。不器用でも、かっこ悪くても、一生懸命がんばって生きている人に視点を注ぎ、理解し、それを正しく伝える。かっこつけるより、理念、情熱、尊敬をキーワードに共感しあえる。それが私たちのシゴトの価値だと信じています。
何気ないアタリマエの日常の奥にこそ、誰にもマネできない唯一無二の強みが潜んでいます。私たちジオコスは、組織のキャラがにじみ出るストーリーを探り当て、魅力に変え、WEB、印刷物、動画を制作します。

 

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◆writer◆

都梅まき(ツバイマキ)
2009年入社。新卒で入社し、制作ディレクター、営業を経て、事業推進部へ。
企業理解を深めるために、お客様が出店するスーパーマーケットをプライベートで全店舗まわったり、半日体験入社したり、入社する人が住むであろう本社や勤務地の生活環境を散歩したり…ストーカーのように調べる変わり者。今の楽しみは、週1回ペースで遠方のお客様と世間話をすること。社内でのあだ名は「うめこ」。

 

◆過去担当案件一例◆
岡山本社の総合建築会社・和田組さまブース装飾スライド
京都本社の葬儀社・花駒さま採用リーフレット
愛知県豊橋本社のスーパーマーケット・デライトさま採用リーフレットパンフレット
愛知県東海市本社の鉄鋼商社・三和実業さま採用パンフレット
愛知県小牧市の特殊鋼商社・名古屋特殊鋼さま会社案内パンフレット
愛知県岡崎市の試験評価・エフティテクノさまコーポレートサイト
高校生進路応援冊子『@18』編集長

 

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