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2020.02.19

[20年卒の日大生が語るリアル就活]イマドキ就活生の選考編(就活生調査・大卒・採用)

こんにちは!日本大学4年のクマオです。
前回の更新からだいぶ間が開いてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。新年になり、大学の後輩たちに内々定が出始めました。もう自分の就活からかなり時間がたったんだな、と今さらながら実感します。

さて、情報収集編、説明会編に続き、第3回のテーマは「選考」、その中でも面接を中心に、学生がどのように企業さんにアクセスしていたかをご紹介したいと思います。就活生はどんなことを考えているの?そんなことを知っていただけたらと思います。

 


▼目次

1.ES、選考…その時、学生が知りたい情報って?

2.なぜ学生は選考辞退するのか?クマオ的「選考辞退の理由」3選! 

  2-1.スケジュール

  2-2.選考前の志望順位

2-3.面接の感触

3.面接が理由で選考辞退!?キーワードは「コミュニケーション能力」

  3-1.話が「できる」こと

  3-2.話を「深掘りできる」こと

  4.まとめ


 

 


1.ES、選考…その時、学生が知りたい情報って?


エントリーをしてESを書く、面接を受けるにあたって、説明会などとは別にあらためて情報を収集しました。いわゆる「企業研究」というやつです。これまでに集めた情報を改めて整理してみたり、企業のWebサイトを採用ページ以外のところまで隅から隅まで読み込んだり、企業や業界に関連する新聞記事やニュース、四季報や業界地図をチェックしたりも。

また、上場企業やそのグループ会社であればIR情報、特に有価証券報告書や中期経営計画なんかも読んでいました。就活生向けの情報ではないので、ここまで調べるのはもはや僕の趣味の範疇かもしれないですが…。

ここで特に重きを置いていたのは「ESで書くこと」「面接で答えること」を明確にする、そのためのヒントになる情報を集めるという点です。入社するとしたらどんな仕事をしたいのか、会社の特色に対して自分がアピールできるポイントはどこか、あるいは業界や企業の展望を自分なりに考察して意見を持つようにしていました。これらの情報や考察をもとにESを書き、面接当日はそのESを読み返してから会社に向かう、というのがルーティーンでした。

各企業が発信する情報のなかで重点的にチェックしていたのは、製品紹介やプロジェクトの実績などです。取引先の傾向や実績として挙げているものの傾向を分析することで、企業の強みや業界内での位置づけが分かり、自分の志望企業像や理想とマッチしているか否かを判別できるようになります。これが就活用語でいうところの「企業分析」の一部ですね。

企業分析のなかで苦労したのは、自社サイトで商品やサービス、あるいは取引先を列挙しているだけのような情報発信への関心が薄い企業の分析でした。

特にtoB企業の場合、取引相手の多くが商品の内容を理解している場合が多いからでしょうか、素人が製品・サービス一覧を見ても「これはどんな場面で使うんだろう…」「なぜこの商品を提供しているんだろう」「誰が利用しているんだろう」と疑問ばかり浮かぶような薄い説明しかない場合も多く、しかも競合する商品との違いや有意性も分かりにくいこともしばしば。すると「この商品をつくってるから志望しました!」「このサービスがやりたくてエントリーしました」といった、企業の外形だけをみて判断しがちになってしまうかも。

どれだけ情報が少なくても、エントリーした以上は頑張って企業分析をしますが、企業側の姿勢やポリシーが見えない、また共感できる部分が少ないと志望動機も薄っぺらなものになりがちです。これまでの連載でも繰り返し言ってきましたが、企業や商品の「ストーリー」や「バックボーン」を見せることは、単にエントリー数を増やすだけでなく、就活生がより濃い、深い志望理由を考えるためにも有効なのです。

面接で「なんか学生の志望理由が薄いな…」とか「自己アピールが自社とマッチしてないな…」なんて思ったときは一度、自社がどんな情報を発信しているかを見直してみてはいかがでしょうか?

 

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2.なぜ学生は選考辞退するのか?クマオ的「選考辞退の理由」3選!


ところで、採用担当者の方が悩んでいらっしゃるであろう「選考辞退」。せっかく選考を進めていていい学生に出会えても、学生側から辞退されてしまう…なんてこともあるのではないでしょうか。

かくいう僕自身も選考に進んだ企業(20社)のうち6社、自ら選考を途中辞退しました。
では、どのような思いや理由で選考を辞退したのか。その大きな理由は次の3つです

 

2-1.スケジュール

選考辞退の直接の原因はほとんどが「スケジュールが合わない」ことでした。といっても、スケジュールの都合という理由はあくまで「表向き」という場合が多かったかも。どうしても先に進みたい企業の選考が被ったときは、別日程で対応してもらえないかも聞いてみましたし…。

 

2-2.選考前の志望順位


以前の記事(JYOCOS MAGAZINE vol.10)でも書きましたが、選考に入るまえ、説明会の段階でエントリーする企業の大まかな志望順位は決めていました。そのため、志望度が高い企業から先に内々定をいただいた場合は志望度が明らかにそこよりも低い企業の選考には進みませんでした。

 

2-3.面接の感触

新卒採用の集団面接その先の選考に進むか否か、それを決める最も大きな判断材料にしていたのはこれでした。もし仮に事前の志望順位が低い企業であっても、面接がおもしろいなとか雰囲気がいいなと思った企業は次の選考に進んでみようかな、と思いました。「いい感触の面接」については、次章で詳しくお話しします。

 

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3.面接が理由で選考辞退?!キーワードは「コミュニケーション能力」


では、この「いい面接の感触」とは何か。いろんな要素があるかと思いますが、僕自身が「いい会社だな」「いい面接だな」と感じた選考を思い返してみると、2つの共通項が思いあたりました。

 

 

3-1.話が「できる」こと

…と書くと何を言ってるのかと思われそうですが、あるんです。「話をさせてもらえない面接」が。特に多いのが、社長さんや会長さんが面接官となるような最終面接。記憶に残っている面接を書き起こしてみるとこんな感じでした。

会長(以下“会”)「どれどれ…おう、キミは○○高校の出身カネ!」

僕「はい、そうです」

会「あそこのOBはこの業界にもいっぱいおるし、クライアントにもよーけおるわー。ワシの知り合いにも・・・」

(以下5分の独演会)

会「…よし、じゃあ次のひと!」

僕(返せ、この何も話せない無駄な時間を…!)

面接終了後「一体何を見て選考してるの!?忍耐力!?忠誠心!?」となった例です。他にも友人が経験したところでは、「面接官がイスの上であぐらをかいていた」とか「舟をこいでいた」なんてこともあったようで。面接しながらどうやって寝たんだろう。見てみたかった…。


あと、どうにも企業側の反応が薄いので注意して聞いていたら、社員だと思っていた面接官が面接代行業者で興ざめ、なんてこともありました。

また、よく聞かれるのが「圧迫面接」の例。何を言っても返事をしてもらえないとか、「それで?」「あ、そう」しか返してもらえないなんてことはありました。最初こそ「あれ?俺の説明が悪いのか?」と思いましたが、どの答えに対してもあまりに反応が薄すぎて「これは意図してやってるな…」と悟りました。

 

これらの対応、もしかしたら目的があってやっているのかもしれませんが、いずれも企業対学生のコミュニケーションとして成立していませんし、そもそもマナーとしてどうなんだろう?と思います。

人事・採用部門の方は大丈夫でしょうが(ですよね?)、面接官となる他の社員の方にマナーや対応、その意識をいかに共有するか、というのもポイントではないでしょうか。

 

 

3-2.話を「深掘りできる」こと

これは僕の好みの問題かもしれませんが、一問一答式より、会話が続くような形の面接のほうが話しやすく、また次の選考へのモチベーションとなっていました

例えばこちらの答えに対して共感を示してくれる、あるいはさらに問いを返してくれるなど、コミュニケーションを取ろうとしてくれるな、自分のことを深く知ろうとしてくれているんだなと思い、次の面接でももっと話したい!と思うことができました。

ここだけの話ですが、僕が最終的にいまの内定先に入社を決めた理由は業務の内容や条件面以上に、面接のなかで趣味の話で盛り上がれたり、こちらの冗談に反応してツッコミを返してくれたりと、面接を通じて「いい人たちだなあ」と思えたのが決め手でした。またそれ以外にも、大学での研究に関する話題や業界の将来について面接のなかで議論できた企業もあり、「真摯に業界の未来を考えているんだな」と伝わってきました。

ただし、繰り返しになりますが、これは僕個人の好みの問題かもしれません。特に広告やコンサルティングファームなど「コミュニケーション」を扱う企業を多く受けていましたから、僕自身も企業側も「コミュ力重視」であったのかもしれません。ただし、ひと同士のコミュニケーションを伴わない仕事などありませんから、その点ではお互いのことを面接で知ろう、聞こうとする姿勢はどの業界でも重要かと思います。

どのような反応、態度で「コミュ力」を示すかは自社の採用コンセプトや採用基準に照らし合わせて考えてみてはいかがでしょうか。

 

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4.まとめ


「企業が学生に求める能力」で上位に来る「コミュニケーション能力」。これが具体的にどういう能力を指すかについては意見が分かれるでしょうが、学生が企業に求めたいのはマナー、返答、そして共感といった「話を聞く姿勢」ではないかと思います。学生も企業も、お互いに「コミュ力」を磨いて、ミスマッチのない選考ができるといいですね!

 

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◆Writer◆

1997年生まれ。
名古屋の高校を卒業後、東京の日本大学の文系学部に進学し、
防災やサイバーセキュリティなどを研究。
2021年4月名古屋の某広告代理店に入社予定。

大学2年

2018年2~4月

19卒向けナビサイトに登録する
19卒向けの合同説明会に参加

大学3年

 

 

 

 

6~7月

20卒向け大手ナビサイトに登録する
夏季インターンの情報収集、選考参加

8~9月

夏季インターン参加(2社)
逆求人型サイトに登録する

10~11月

冬季インターンの情報収集、選考参加
本選考の情報収集をはじめる
早期選考のエントリー、選考開始

12~2月

冬季インターンに参加(3社)
エントリー予定企業のリストアップを始める

3月

自社説明会参加
ES提出開始

大学4年

4~6月

面接

6月下旬~7月上旬

内々定

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