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本末転倒 = 学生のブランド志向 VS 企業のイメージ戦略

今週はR社の主催する
合同企業説明会リクナビLiveがおこなわれました。
もう何年も見ている場なので毎年同じといえば同じ風景なのですが、
今さら思うのです。
何かこの就職活動は本質と違うのではないか。

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出展企業ブースの装飾を商品にしている私たちが言うのも
なんちゅうか、マッチポンプな理屈で矛盾しているわけですが‥‥。
みんなやりすぎじゃねーの?と思えてしょうがないのです。

昨年、とある企業で
レースクイーンのようなギャルたちが客引きをしている姿に遭遇して
ずいぶん怯んでしまいました。
私のためだけにお姉さんがアピールしているんだったら(…ってことはあり得ないけれど)
その露出度の多めなスタイルにググッと引き寄せられてしまうところですが、
残念ながら学生就活イベントです。
場違いな雰囲気にあとずさりをしながら逃げだしたくなる。
実際に学生たちも遠巻きに見ていただけで、
そこに群がるようなシーンは見られませんでした。

さすがに今年はレースクイーン登場企業はなかったけれど、
さらに考えさせられました。
とある企業の人事のスタッフの方たちが
みんなヘンなハリボテの帽子をかぶって企業PRをおこなっているのです。

さかなクン?

事業内容をおもしろおかしくアピールしているのでしょうが、
ホントにそれでいいのか。採用活動。
「目立つ」ことだけだったら、たしかにそれで一役買っています。
インパクトなら十分ありました。
しかし、それで本当に来て欲しい学生が接触してくれますか?
動機を高めるきっかけ作りになっているのでしょうか。

学生のブランド志向や大手志向を嘆くのであれば
イメージ戦略だけで闘おうとする企業の採用活動そのものだって考えなければなりません。
イタチごっこじゃ意味がない。

コメント (3)

yasu:

こんにちは。

昨年の春から夏にかけて、僕も就職活動をしておりました。地元は名古屋ですが、東京のイベントに参加したり大阪に行ったり…プロ野球選手のように転々としていたのを思い出します。

shuさんのおっしゃる通りです。レースクイーンのような人を巻き込んでの企業アピール。大手電気メーカーのまるでコンサートが始まるかのような大型装置。これが就活?とリクルートスーツに身をまとった僕は疑問だらけの就活でした。

昨夏に就職活動を中止し、アメリカに留学しました。
世間体としてみれば「逃げ」ですが、初めての海外、そして向こうでの大学生活は自分にとって間違いなくプラスになったと思います。見聞も広がりました。

話が反れてしまいましたが、就活は創造性を見る、見せる場だと思います。ジオコスで生き生きと働いていらっしゃる皆様がうらやましいです。帰国して、僕はもう新卒ではなくなりましたが、自分が持ってる創造力を存分に発揮できる会社に出会いたいものです。

伊藤秀一:

yasu さん、コメントありがとうございます。
留学をされるというのも立派な人生の選択ではないでしょうか。
違う環境に自ら足を踏み入れる勇気が持てずに
迷ったまま就職を決めていく人だって世の中にはたくさんいます。

就職は会社を選ぶのではなく、職を選ぶのでもなく、
自分を成長させてくれそうな仲間選びであり、
嬉々として仕事に取り組めそうな環境を選ぶことだと思います。

yasuさんもそんな仲間と出会えるといいですね。

yasu:

就職=仲間選び。

僕も同感です。よく社会人で「仕事がつらい」とか「上司とソリが合わない」と嘆いている方々を見ますが、辛い仕事というのは僕は仕事とは言わないと思います。作業ではないでしょうか。プロ意識を持って仕事に向かい合う方こそ「仕事が遊びで遊びが仕事」とか「仕事が趣味」というコメントを残します。


ご無礼なのは承知の上ですが、ジオコス社の会社訪問をさせていただけないでしょうか。2009年新卒ではないので、厳しい立場ではありますが、制作という分野に非常に興味がありますし、このまま何もアクションを起こさないとすごく後悔してしまいそうな気がしてしょうがないのです。お願いします。

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2008年2月 3日 21:24に投稿されたエントリーのページです。

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