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東北に思う『禍福は糾える縄の如し』の心。

まったく別件なのに
同じルートで今年3回目の東北訪問。
岩手(陸前高田/大船渡/住田)、宮城(気仙沼/石巻/仙台/亘理)、
被災地の記憶は薄れていますが、
まだまだ始まったばかり。
日本人みんなに現地を見て感じてほしい。
毎回本当に思います。

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今回の訪問については、
クライアントの企画した震災復興ルポ取材だったので
詳報レポートは控えますが、
被災当日の悲惨な現場を耳にしました。
多くの人の住処、家族、仲間、職場を奪った3.11。
あらためて壮絶さを知りました。


復興に賭ける人が
無一文からやり直していくこと、
生きていく上での大切なこと、
人を思う心をあらためて学びました。


取材の途中、
思いがこみ上げて涙を見せる経営者。
津波で流された経営理念の額を見せて語ってくれる経営者。
誰もに共通することは、
仲間を思う気持ちの強さでした。


こちらの胸まで詰まって、
苦しくて二の句を継ぐことができない取材…なんて、
はじめての経験でした。


そして


三度目になった
住田町のトレーラーハウスのみんなにも感謝。
あんなに地元の人たちが歓待してくれて
それがもう本当にメチャクチャ嬉しい。
たしかにワシも前日、
みんなと再会だと思ったら、
子供のように興奮して眠れんかったし。


別れ際にね。
お互いに次にいつ会えるのかわかんないんだけど、
「またな!」
ってガッチリ握手すると、
胸にジーンと来て言葉が出てこない。


人が生きていくのに
大事なことを東北は教えてくれます。
都会でカッコつけて、
気取ったビジネスで小さな責任を巡って相手を論破したり、
カネ勘定をしたりすることなんて
全然本質的じゃない。


今回も本当にありがとう。東北の皆さん。

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2012年12月 1日 23:41に投稿されたエントリーのページです。

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