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過疎の農村で働くドラマなのだ

ああ、なんと便利な環境なのだ〜
この先進技術に囲まれたニッポンの生活よ。
…と思った先週とはうって変わって
過疎化の進む農村地域で働く人々の仕事ぶりに触れました。
しかもマルっと二日。
時間と空気の流れが違います。

201004161150001.jpg


取材現場は4件。
みなさん、農家、農園、産直小売を営んでいます。
このエリア、鉄道はおろか
路線バスさえもほとんど走っていないし、
移動中の山道はほとんど携帯圏外になってしまいます。
深〜い山の中です。


The loooong and winding road〜♪


そんな各現場へ、
役所に勤務する副主幹N氏は、私たち取材班を乗せ、
長距離のハンドルを握ってくれました。
わかりやすい口調でハッキリと意見を言うオジサンだけれど、
おだやかで優しい人柄がにじみ出る。


農村で働く人の実態についてや
それぞれの事業者の特色、お役所の職場環境、話題のビジネス書の話、
日本の地名の由来、アメリカのワークシェアリング、
どえりゃあ博学なN氏の話題はおもしろい。


現場に着いて取材開始。


それぞれの方が全員、ちょっとずつ異なる特徴と課題感と、
何より農業に対する熱い思いを持っている。
中身の濃〜い取材ができました。


稲作を営む農家の夫婦は、
自分のところで育てた餅の旨さを語り出したら
止まりませんでした。


都市との交流のために
農業体験を事業にしている経営者は、
入社した人とトラクタに乗って農作業することを
楽しみにしています。


東京の大学で学んでいたという
20代の女性はブルーベリー農園に自ら手を挙げてきました。
雪の降る元旦の夜明けに、農園が心配になり、
枝の雪払いをしていたと言います。


地産地消を唱える小売経営者は、
都会からやってきた就農青年の将来を「なんとかしてやりたい」
と、可能性を見つける努力をしています。


その採用を成功させるため我が社では、
スミヨシ、スグル、ダンキチ&モースケが、早朝に、深夜に、休日に…、
ダンドリ手配、採用情報の原稿書きをしています。


いいシゴトさせてもらってるですな。ワシら。


地興しプロジェクトにジオコス。
豊田市の中山間地域のふるさと雇用創出。
がんばります。

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2010年4月16日 23:32に投稿されたエントリーのページです。

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