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昭和独り呑みオヤジのタクシー人生劇場

日本の企業も、
ファミリーフレンドリー認定とか、
ワークライフバランスなんて言うから、
オヤジの独り呑みなんてのは、
昭和を引きずったジジイ特有の行動特性で、
今後支持されることはないだろう。

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昨今の不倫報道同様、
やがて犯罪者扱いになるかもしれない。


マイホームに早く帰って
家族とともに幸せに過ごすというのが
イマドキのワークライフな良好バランスなんだろうね。
ま、でも。
呑みたい日もあるわけで。


なるべく上機嫌でいたいけど
そうなれん時もある。
仲間と笑顔でいたくても孤独な日もある。
しかも金曜の週末に独り呑みなんて…。
寂しいオッサン丸出し。


いつものロックバーに寄って、
とりとめもないロックの話をして酔っ払ううちに、
酷い酩酊状態になった。
これが自棄酒という飲み方なのか????


繁華街のはずれ。
千鳥足でタクシーを捕まえた。
そしたら運転手さんが600万円の詐欺に遭った話を、
聞いてもないのにしてくれた。
「やなこともいいこともプラマイ0だといいですね」
なんて話してると、やがてこの運転手さんが
東北訛りなのに気づいた。


「東北ですね。どこ?」
「ご存知ねえと思いますが軽米という山奥です」
「あらまあ岩手ですか!」
「軽米さご存知ですかぁ!」と聞かれ、
「いっだごどはねーけどもさ」と、
少し自分も東北っぽく話してみたりして。
大いに岩手について語った。
「損を取り返すために名古屋で良い人生にしてね。
 これからいいことあるはずだからさ」
そう言って降りた。
言ったワシもそうだったけど、
きっと運転手さんもジーンと来てたはず。
たしかに、
山あり谷ありの一週間を
運転手さんはチャラにしてくれた。

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2016年6月18日 23:23に投稿されたエントリーのページです。

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