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2012.04.03

ジオコスノート vol.087/重箱の隅に見えるのはナニ? | Back Number

(バックナンバー/2012.2.15発行)
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購読しているメルマガで
とあるモータージャーナリスト氏が
「日本の家電各社が掃除ロボット『ルンバ』を作れない理由」(産経新聞)

→ http://f.msgs.jp/r/c.do?hJ_fg_R_pyv

を読んだ感想について書いていた。
家電だけではなくMade in Japan 全体の問題だ、と。

そしてまたそれについての感想を
私がこうして書いているという連鎖テーマで恐縮なんですが、
思うところがあったので一筆。

ルンバが日本で出てこない理由は、
リスクを恐れたメーカーがそこに踏み切れないかららしい。
『掃除ロボットが仏壇にぶつかり、ろうそくが倒れ、火事になる』
『階段から落下し、下にいる人にあたる』
ありそうですね。この手の危惧。

これを読んで私は、
とある議員さんとの話を思い出しました。
「2015年まで幼保一体化を実現し、100園を増やします」
という持論を説いていたとある議員が、
だんだん及び腰になっていきます。

期日を約束してしまうとマズいなぁ。
一日でも間に合わなかったら煩いこと言われ兼ねんからなあ。
…てなリスクを考えて、
『2015年まで』という期日は、
『来るべき未来に向けて』に変更されました。

それから100園ってのもなぁ。
99園しか増やせなかったら約束違反だって言われるし‥‥。
…てなリスクを考えて、
『100園』という数値目標は、
『なるべく多く』に変更されました。

さあ!スピーチ本番です。

「我々は来るべき未来に向けて、
 幼保一体化を目指しなるべく多くの園を増やしたい!」

‥‥うーん。つまらん。
というか、誰でも言える話にしかなってない。

なんと情けない政治家よ…と、
一方的に攻めるのはマスコミの仕事なのですが、
いやいや、それも愚かだと思うのです。

そういう我々こそが、
ニッポンからルンバが出てこない空気を創り出しているのです。
できなかったことばかりを論って
ふんぞり返っている人を尊敬できますか?

失敗だったけどよく検討した!
という評価だって大事じゃないだろうか。
うまくいかなかたけれど、
流した悔し涙によって大きく成長したってこともあるだろう。

ご愛敬や持ちつ持たれつを理解することこそ
本物のオトナだと思うのですね。

今回もまた自戒も込めて。

株式会社ジオコス
代表取締役 伊藤秀一

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